第2章 革命の芽吹き
「傍くん……君が、フィフスセクターのシードなのかね?」
「僕『も』、シードですね」
やはり……と漏れる小声には含みがあった。
こんな場所からわざわざコートを見下ろそうだなんて、おおよそシードだろうなという考えはわかる。
コートで猛威を奮っている京介もまた、その実力からシードだろうと目算が立つだろう。
しかし雷門は仮にもホーリーロードの前年準優勝校、それだけ従順な名門校に複数人のシードを送り込んでくるというのには違和感を抱いたのだろうか。
彼の機転を効かせての提案とはいえ、流石に露骨過ぎたかもしれない。