第4章 ヤドリギと流れ星
「……お前、視力悪かったんだな」
「コレ?伊達メガネだよ。変装っぽいでしょ」
ブリッジをクイッと押し上げる。
訓練を受けていた頃__雷門に来るより前はかけていなかったが、一応潜入捜査みたいなものなのでなんとなくかけてみたものだ。
思っていたより雰囲気作りには貢献してくれている。
何度か試したが、サッカーをするには邪魔だったのでボールを蹴る時は外そうと思うが。
「京介こそ、その学ランどこから買ってきたやつ?指定の制服改造してもそ……」
「うるさい。支障が出ないなら問題ないだろう」
よほど都合が悪かったのか、僕の言葉を早々に遮って足を早める。
いや、遠目で見た時から彼の身長もあって目立ちそうだなと感じたが、実際入学式やクラスで並んでみたら浮きすぎだと思う。
彼なりの美学の元のファッションなので何を言うのも野暮だとは思うが。
「じゃー、僕こっちだから!」
また明日と手を振ってみるが、一瞥しただけで京介は先程よりも早く歩いていってしまった。
……流石にからかいすぎたかも。