第4章 第四話
「なんだ、新しく帽子屋がオープンした店だから見に行けと領主に言われたが、大した店じゃなさそうだな」
うわあ、カスハラだ!!!
「あ、あはははは…」
どう対応していいかわからず、私は笑ってごまかした。
「本当にお前が店主なのか?ほかに誰かいないのか?」
そう言って、男は階段のほうに近づいた。
「作るのも私です」
「は?」
「この帽子たちも作りました」
そう言って、飾ってある真新しい帽子を見せた。
「…まだ年端もいかない子どもかと思ったが…ふーん…」
そう言って、男は私を上から下までジロジロ観察し始めた。
ひいいいいい超絶☆苦手なタイプだ!!!!