第12章 ポイント(R18)
「はぁ…あん…」
彼が私のお腹をギュッと抱く。
「あっ…ああんっ!」
お腹を押さえられると私の中に響く。
「気持ちいい…?」
彼の吐息混じりの声が耳元で聞こえる。
「ああん気持ちいいぃ」
必要以上にエッチで甘えた声が自分の口から出る。
「ふふ…ゆめちゃんバックでいかされるのが好きだもんね」
彼がゆっくりと腰を動かす。
全身に快感がじわじわと響く。
「あっ…あっ…ちがっ…う…」
違うのに私の身体は快感を求めて勝手に動きだす。
上半身はどんどん前のめりになって壁にもたれかかり、お尻を突き出して彼のものを求める。
「あっ…あっ…ああっ…あん…」
身体が熱く、私の中がぎゅうってなってるのを感じる。
「…いきそう?」
彼の声が聞こえる。
私は頷く。
彼の腰の動きが大きく早くなる…。
「あっ…あっ…いく…あっ…あっ…あん…」
私の身体がガクガクと震えて絶頂に達する。
「あっ…」
私の身体がふらっと倒れそうになり、彼に後ろから支えられる。
「ダメだよ。ちゃんと立って」
「無理だよぉ!もう…いっちゃったからぁ…!」
「まだいけるでしょ?」
そう言って彼は再び腰を動かす。
「うわっ…!あっ…あっ…ああっ…」
身体の真ん中が熱すぎて、溶けそうで、気が遠くなりそうで…。
「だめっ!ホントにだめっ…!」
「助けを求めても無駄だよ。世界には僕とゆめちゃんしかいないんだから…」
何言ってるのかよくわかんないけど…たぶんよくわかんないことを言ってるんだと思う…。
「はぁはぁ…ゆめちゃん。僕のことが好き?」
「うん…」
「どれぐらい好き?」
「すごく…好き」
「本当に?」
「うん」
「ずっと?」
「ずっと…」
「僕もだよ…」