第6章 【折原臨也の独白です。とミサカは舌打ちしながらも紹介します】
次に僕は彼女への興味も大分濃くなったところで接触を図ろうと思った。
勇敢にも強盗に打ちのめした彼女の大きな腹の虫から察せるとおり、彼女は飲食店を探し出した。
彼女をストーキングすれば、露西亜寿司に入って行くのが分かった。
当然、僕も後を追い店に入ったワケだ。
身体に似合わぬ量を食べる彼女の前の席に座り大トロを注文。僕に気付いた彼女の無表情が僕が居る事に驚いたか、少し動揺しているのが分かると少しだけ優越感を感じた。
シスターズ、欠陥電気(レディオノイズ)10841号。
それが彼女の一つ目の情報だった。
そのまま色々聞いたりして時間が過ぎれば店を出る。
そこで邪魔者が登場。
言わずもがな、静ちゃんだ。とことん僕の邪魔をするのが好きな様だ。
間が悪いことに電話がかかってきた多分”客”だろう。その場から離れ携帯に耳を傾けるも意識は10841号ちゃんと静ちゃんに集中。
楽しそうにしているのがとてもとても気に入らなかったーーー。