第5章 【野菜ジュースのカロリーは意外と高けェとミサカは嘆きます。】
「…(ー△ー)」
「意外と可愛いジャーン」
「俺たちと遊ぼーヨォ」
え?はい、囲まれてます。チンピラに囲まれてます。絡まれました。こんな語尾がカタカナになってますがこの方々は別に外国人では無い様ですよ??兎にも角にも、困りました。
目の前に自販機があると言うのに…
野菜ジュぅスぅぅ……
「あのさァ聞いてルゥ???」
「あ、はい。聞いてましたよ??
タイムマシーンはあっちですよ。
もうお茶目さんだなー」
「「「聞いてねーよッ!?」」」
ふざけてんのか!とか、ヤっちまうぞ!とか、、あー、煩い煩い。発情期ですかコノヤローと、ミサカはどっかの天パの台詞を借りてみます…。このままでは埒が明かないので電気を手に集中、、いくら欠陥電気と言えど一般人には危ないので少し威力は抑えてーーー
「わ…っ」
誰かの手が肩に置かれたと思ったらそのままグイッと後ろに引かれ、硬くも温い何かを背中全体に感じ振り向けばバーテンダー。言わずもがな平和島さんがトージョー。
「オメェ等、”俺の連れ”になんか用か?」
「あ″ぁ?!誰だテメーは!」
「?!お、おいっマッキー…!
そいつはヤバイ!やめとけ!」
「何ビビってんだよ?たかが木偶が一人じゃねーかよ!」
ムッたかが一人って何故ミサカはカウントされてないんですか…チンピラ1さんこと、マッキーを止めるチンピラ2さん。何故あんなに焦っているのでしょうか??
「……おい、”木偶”ってのは俺の事か?」
「あ?」
プチ…
「上等じゃねぇかぁあぁぁ?!!」
隣に置かれたコンテナに手を伸ばしおもむろに掴み持ち上げ、そのままチンピラズに投げ付けた。