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首無×とある

第5章 【野菜ジュースのカロリーは意外と高けェとミサカは嘆きます。】


「じゃあ、行ってくるわ」

「はい、頑張ってください。とミサカは手を振りながら貴方を見送ります。」

仕事に向かった静雄。10841号いや、やよいは暇そうにソファに倒れ込んだ。

「うーん、暇ですね。とミサカはソファでゴロゴロと……、…」

横になったソファから見えるのはまだ見慣れぬ天井。”死んでから”既に二日は経った…。
ちゃんと考えてみれば、自分は凄い経験をしていることになる。

「…………実感が湧きませんね…」

本当に自分は死んだのか?死んだ自分がなぜ五体満足に学園都市のない世界に居るのか?

「………野菜ジュースが飲みたい」

今更ぐちぐち考えても変わらない。自分は死んだのだ。それしか無い。学園都市がない時点で考えても意味はないのだから。兎に角、今は野菜ジュースがただただ飲みたかった。
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