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夢のあとさき、恋のまにまに
第11章 💙土方歳三ルート
『夜の告白編』
中庭の夜風の中。
土方さんは背を向けたまま、小さく呟いた。
「俺は、ずっと言えなかった」
「……え?」
「おまえの全部を受け止める覚悟が、ようやくできた。……だから、言う」
振り向いたその目はまっすぐで、微かに揺れていた。
「……好きだ、ももか。俺の全てで、おまえを守る。誰よりも、本気だ」
手を取られて、引き寄せられる。
そのまま、何も言えないうちに唇が重なって——
深くて、あたたかくて、涙が出そうになるキスだった。
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