第45章 輝く舞台、愛される存在
「2人とも…、まずは本当に、すっごくかっこよかった。胸が痛くなるほど、想いも伝わってきた。ありがとう。でも、努力も、気持ちも、想いも……今日は、彰の努力を報いたかったの」
その言葉に、爆豪も轟も一瞬むっと眉を寄せる。
でもすぐに思い出す。
は、そういう人だ。
ただ“強い”とか“かっこいい”とか、見た目の派手さや瞬間の熱で物事を選ぶ人じゃない。
人の努力や想いを、まっすぐ見てしまう人だ。
だからこそ、2人ともどうしようもなく惹かれてしまう。
怒りはもう、湧いてこない。
轟「……で。」
爆「今日……少し。時間くれ」
ぴたり、と睨み合う。
轟「俺が先だ」
爆「ふざけんな、俺に決まってんだろ」
空気がビリビリする。
「ちょっ…もう、わかったから。みんなと色々お話した後ね」
轟「あぁ」
爆「わーった」
2人は不服そうにしつつ、約束は守る。
そのあと、どんな想いで衣装を考えたのか。
どんなふうにデザインを詰めて、どうしてあのドレスになったのか。
ひとつひとつ、全部話してくれた。
「………」
みんなの思いがあまりにも嬉しくて。
私のために、そんなに考えてくれて。
涙が溢れそうになった。
「ありがとう…みんな。私、ほんと幸せだ…」
蛙「みんな先生が好きだからよ」
麗「うん!先生のためなら、ウチら頑張れる!」
切「おう!当たり前っしょ!」
あまりにあたたかい言葉に、は必死で涙をこらえていた。
そして話が終わり、はまず轟に連れ出され、寮の中庭へ向かった。