第45章 輝く舞台、愛される存在
深呼吸しても震えが残る。
けれどすぐステージからスタッフが走ってくる。
「先生!投票準備が整いました!すぐステージにお願いします!」
ステージ上では、
爆豪・轟・物間・回原・心操・石村・広口・マイク・相澤
9人の代表者が横一列に堂々と並ぶ。
「うわぁ……圧っ……!」
「この並びは豪華すぎ!」
「先生がこの中から選ぶの…!?」
そこに、が登場。
観客は、「かわいい!!!」「照れてる!!」との胸中を無視して大盛りあがり。
は真っ赤になりながらも、ひとり、ひとり、しっかりと 目を見る。
「それではぁー!まず、観客賞の発表です!観客の皆さんの投票を開始します!!手元のスイッチを押してください!!」
司会者の声とともに、ピッ、ピッ、ピッと音がする。
会場の光がちらちら変わり、スクリーンに票数が高速で積み上がる。
ほんの数十秒後、集計は終了。
司会者が息を飲んで声を上げる。
「観客賞は…………………………
相澤消太先生!!!」
「きゃああああああ!!!」
「だよね!!!」
「今日の相澤先生はずるい!!!」
「ギャップ死ぬ!!」
相澤ははぁ……とため息をついていた。
それがまた、相澤らしくてはくすっと笑った。
「おめでとうございます相澤先生!賞品としてこちらを!」
ステージ中央に、大きな花束と、金色の盾。
相澤は花束を受け取り、ちらりとに視線を送る。
その一瞬だけ、不器用な笑みになった。
「それでは!ここからは、先生が選ぶ、本当の優勝者!!」
会場、呼吸を止めるように静まる。
「先生……1番心を撃たれたのは誰ですか?その人の前まで歩いて……名前を呼んでください!」
9人の視線が一斉にへ。
一歩──
一歩──
ゆっくり歩く。
爆豪は拳を握りしめる。
轟は静かに息を吸う。
マイクは胸に手を置き。
相澤は、微動だにせず見ている。