第13章 ハッピーバレンタイン
家の中に入り
へなへなと床に座り込むと
急に足がジンジンと痛みだし
下を向くと
靴擦れをして血が滲む踵が目に入る…
「康二のばか…痛いじゃん…」
なんて小さな声で呟くと
瞼がジンジンと熱を帯び
涙が溢れてくる…
ご飯…作らなきゃ…
そう思うのに動けなくて
床にうずくまっていると
ガチャリと玄関の開く音がして
"〇〇〜?"
なんて私の名前を呼びながら
康二が部屋の中に入ってくる…
床に座り込む私を見て
「どうしたん…!?」
なんて走り寄って来てくれるけど
さっきの光景が頭から離れなくて
顔を上げられずにいると
「うわっ…めっちゃ足痛そうやん?
靴擦れしたん…?」
そう言って康二は
救急箱を持ってくると
私の足に消毒をして
絆創膏を貼ってくれた…