第13章 ハッピーバレンタイン
「あの…康二…?
そこまでしてくれなくても…」
そんなちょっと逃げ越しの私の手に
康二の手が重なって
「あかんよ!
浮気を疑うってことは
ちゃんと俺の気持ちが
伝わってないってことやんか…!
やったらちゃんと伝わるように
行動で示さへんとね?」
そんな言葉を
真剣な顔をして言うと
ゆっくりと顔を近づける…
唇が触れそうになって
ギュッと目を閉じると
「ほんまは今すぐ教えたいけど…
まずはご飯やな笑」
そんな康二の声が耳元で聞こえて
慌てて目を開けると
「夜は長いんやから
まずは腹ごしらえせんと…
これからゆっくりじっくり
〇〇に教えなあかんからな?
俺の愛がどれだけ深いか…
逃さへんから覚悟してや…笑?」
そう言って笑うと
私の頭をふわふわと撫でる…
でもね…?
わかってないのは
康二だって同じだよ?
私がどれだけ
康二のことが大好きなのか
分かって欲しくて
立ち上がろうとする康二の腕を掴んで
素早くキスをすると
康二の耳が赤く染まって
そんな赤い耳に唇を近付けて
甘いチョコのように囁くんだ…
「康二が大好きだよ…?」
〜END〜