第13章 ハッピーバレンタイン
「あ…りえないし…そんなこと…」
鼻先が触れそうなほど
近付いた顔にドキドキしながら
そう答えると
「それは〇〇が気付いてないだけ
そもそも好きな相手でもなきゃ
手作りチョコ食べたいなんて
言わないから笑
せっかく頑張って渡すの
阻止したのに
次は二人で食事?
ふざけてますか〜笑?」
いつもみたいに
軽いいい方なのに
目の奥は全く笑ってなくて
少し背筋が寒くなる…
「あの…辰哉…
もしかして…怒ってる…?」
そう恐る恐る聞くと
辰哉は
さらに顔を近付けて
「だとしたら…
どうしてくれんの…笑?」
そう言ってニンマリと笑った…