第13章 ハッピーバレンタイン
ご飯を食べ終わり
後片付けを終えて
ソファーでテレビを見ている
辰哉の隣に座ると
テレビに顔を向けたまま
「で…結局先輩に
チョコは渡せた?」
なんて悪びれもせず聞いてくる…
だから少しムキになって
「昼休みにデパートで買ってきて
渡しました…
でも約束してた
手作りじゃなかったから
今度お詫びに
ご飯を奢る約束させられたん
だからね?」
なんて少し不貞腐れなが言うと
目の前に辰哉の顔が近付き
突然腕を掴まれ
ソファーの上に押し倒される
「何…?」
訳がわからずそう聞くと…
「いい加減怒るよ…笑
鈍感にも程があるでしょ…?」
なんて小さくため息をつきながら
真っ直ぐに私を見つめる…
「だから…何…?
言ってくれなきゃわからない…」
いつもと違う辰哉の雰囲気に
なんだか少し怖くて
そう言って
目を逸らすと
そんな私の顔に
辰哉はさらに顔を近付けて
「その先輩…
〇〇のこと好きでしょ…?」
そう言って掴んだままの私の手を
ギュッと握りしめた…