お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】
第5章 踏み出す勇気
日が沈みかけてる時間帯、執務室にはエルヴィンとリヴァイがいた
ノックの後、ドアが開かれる
「やぁ二人とも!」
「ハンジ、研究室に篭りっぱなしだったそうじゃねぇか」
「あぁ、心配しなくても風呂はさっき入ったよ」
「ところで……君も人のこと言える立場なのかな?」
「あ?」
「ミケから聞いたよ。最近、エルヴィンの仕事手伝ってばっかりで訓練に全然顔出してなかったそうじゃないか、しかも掃除にも」
「……………………………」
「リヴァイが掃除に行かないとは……どうかしたのか?」
「そうだよー、可愛い君を慕う後輩たちも会いたがってるだろうに」
「別に……掃除ができる奴がいるから、任せても問題ないだろうと思っただけだ」
「らしくないな、リヴァイ。手伝ってくれたお陰であらかた仕事は片付いた、久しぶりに顔を出しに行ったらどうだ?」
「………………分かった」
そう言ってリヴァイは執務室を出た
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「エルヴィン、なんか面白いことになってるみたいでさ────」