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お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】

第5章 踏み出す勇気


目線がかち合う


「それは…………」


兵長の手が頬に添えられる


「俺にも、わかんねぇ」


あ、また。またあの空気だ


唇が近づく

だが、キスされる直前に顔が離れた


「………もう、今日は帰れ」


兵長が再び離れようとする


「……………………ねぇ、兵長」


私は兵長の腰のあたりに跨って逃げれないようにベッドに固定した


この行動には流石の兵長でも動揺したようだ


「お、おい。何しやが「ずるいですよ、そんなの」

「私、明後日の壁外調査で死ぬかもしれないのに、もう2度と会えないかもなのに」


涙が滲む



兵長が涙を指で拭った


「…………悪かった」


再び沈黙が流れ、だんだんと頭が冷静になってくる


(こ、この体制、まずい!)


一気に体の芯から冷たくなる


「ご、ご、ごめんなさい兵長。無礼な、一般の兵士がこんな無礼な真似を………すぐどきますね!」


(このまま部屋に走って直行したい!!)


だが、急いで離れようとする私の腕を兵長は掴んで逃してはくれなかった


(さっきとは逆の立場だ)


そしてそのまま腕を引かれ抱きしめられる


「え、えっと………」

「お前にあんなことをしたのは………」


「お前が………あの時……愛おしいと思ったからだ」


いつも頼り甲斐があってなんでもできそうな兵長だが、この瞬間は不器用ながらも言葉を紡いでいた


心臓が高鳴る

顔が熱い


「だから………今回の壁外調査でも必ず、生きて帰ってこい」


まっすぐな瞳で見つめられる


「はい……」
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