お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】
第5章 踏み出す勇気
座学を終えて荷物をまとめる。昼食の時間が近づいていたのでエリザとともに食堂に向かっていた
「あ!イルゼ先輩!一緒にお昼どうですか?」
イルゼ・ラングナー、エリザと同じ班の先輩らしい
イルゼさんは一言で了承し、私たちは一緒に昼食を取ることになった
「君は、今回の壁外調査で倒れた子?」
「はい、色々ありまして──」
「エリザから話は聞いてるよ」
イルゼさんは落ち着いていて頼り甲斐がありそうで、エリザが慕う理由が何となくわかった
「────── メアリ、最近なんか元気ないね。大丈夫?」
「え、そう見えた?」
(私って顔に出やすいのかな……)
「無理もない。君、次の壁外調査から本格的に第四分隊で活動するんだろ?不安にもなる」
「あ…はい。足手纏いにはならないようにしたいです……」
「初の壁外調査で討伐数二体だし、絶対大丈夫だよ!」
「ありがとうエリザ」
昼食を食べ終えエリザ達と別れ、私は訓練に戻った