お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】
第4章 なぜかわからないけど
リヴァイ兵長と会わなくなって一週間以上過ぎた
いつも通り幹部棟の掃除に行くとオルオさんとペトラさんがいた。よく居るメンバーだ
「メアリ、掃除毎回来てるけど無理してない?」
「お気遣いありがとうございます、ペトラさん。家の手伝いで慣れてるので大丈夫ですよ」
(ペトラさんは優しいな……)
「あの……リヴァイ兵長って最近見ませんよね。忙しいんでしょうか」
「確かに、私も最近会ってないなー」
「まぁ、兵長は多忙な方だからな」
「そうですね」
意を決して口を開く
「─────私、兵長と話をしたいんですけど……どこに行けば会えそうかご存知ですか?」
「はぁ?一般の兵士がそんな理由で兵長に会えるわけねぇだろ、大体なぁ……っ」
話してる途中にペトラさんが持ってたほうきの柄の部分が振り下ろされて頭に命中した
その衝撃でオルオさんは舌を噛んでしまったようだ
「ごめんね、メアリ。私達も掃除の点検の時と合同訓練に来た時ぐらいしか顔を合わせないからよく知らないの」
「そ、そうなんですね。わざわざ変なこと聞いちゃってごめんなさい」
「いや、謝らないでよ。オルオが失礼なこと言って困らせたんだから」
「ぺ、ペトラ……さっきのは流石に効いたぜ」
「うるさい、早く謝れ」
「いや、全然良いですよそんな……」
そうだ、オルオさんの言うとおり一般の新兵が会って話そうだなんて
兵長のこともっと知りたいなんて、おこがましかったんだ