お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】
第1章 そして調査兵団へ
幹部棟の廊下にて
「この度、ハンジ班に配属できたこととても光栄に思います!メアリ・フレットです!よろしくお願いします!」
「こちらこそ!まぁそう固くならないでよ、君のことは前々から目をつけていたんだ」
「前々から、ですか?」
「あぁ、いい動きをする訓練兵がいると聞いていたからね」
「身に余る光栄です!これからハンジ班に尽くし、力になれるよう頑───」
「おいクソメガネ」
(こ、この声。だれだ……….⁉︎)
「やぁリヴァイ!」
後ろを振り向くそこにはとそこには人類最強と謳われているリヴァイ兵長がいた
(本物だ…………)
思わず唖然として見つめてしまう
「お前がハンジが欲しがってたやつか」
「ほ、欲しがってた⁉︎ハンジさんが⁉︎」
「そう!私が君を欲しかったから少々強引に引き入れさせてもらったよ」
「ちなみに朝、食堂で色々言ったのは建前さ!次からは『新兵にはまだ早かった』ってことにして、廃止するつもり」
「そ、そうだったんですか⁉︎何というか……本当に、私には恐れ多い立場を与えてくださったこと感謝いたします!」
「おい、ハンジバカ」
「ハンジバカ⁉︎」
「そうだ、なんせクソメガネに懐いてるらしいからな」
「クソメガネ⁉︎」
リヴァイ兵長、何というか、その……
掴みどころのない人だな
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「いやー、さっきはごめんね。リヴァイが」
「いえ、びっくりしましたけど、大丈夫です」
「あとハンジさん、私を欲しがってたって本当ですか?」
「ああ、君は、私が特別授業を開いたとき私の話に興味を持ってくれて、授業後いい視点の質問をしてきた」
「……のもあるし、訓令兵卒業の時の成績は5位。立体機動の成績は主席だったらしいじゃないか!」
「はい、でも体力に関する分野で点数を落としてしまって………」
「まぁ体力は、個人差があるからね。他のところで補えばいいさ」
「そうですね……でも、訓練が始まったらより一層体力作りに取り組むつもりです!自分の限界点までいかなくちゃ」