お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】
第4章 なぜかわからないけど
一週間の療養期間も終わりやっと活動復帰出来るようになった
(長かったなー、後半なんて特に)
あそこまで厳しくする必要はあったのだろうか
(いや、活動した私も悪いかもしれないけど。担がれるのは怖いよ)
1日の訓練も終わって、ハンジさんに会いにいく事にした。復帰した事を報告しなければ
「失礼しますハンジ分隊長、メアリです」
「どうぞ〜。ねぇメアリ〜、聞いてくれよ!捕獲してたテッドとジェフリーが実験の最中死んでしまってさ、もうどうしたらいいんだぁ〜〜!!」
「療養中カミラさんから聞きました、また捕まえなきゃですね」
「あぁ、そうだったんだ。療養中、見舞いに行けなくてすまないね」
「いえ、全然元気だったので。この療養はリヴァイ兵長の命令で強制的に……」
「あ!そうそう、それ!」
「リヴァイが、『メアリには療養命令を出してある、見つけ次第自室に強制的に戻せ』ってうちの班に言いにきてさ」
「え⁉︎」
「多分言い回ってたんじゃないかな」
(そんなことしてたのか……だからカミラさんに兵長の事について聞かれたんだろう)
「いやー、あのリヴァイ面白かったよ」
「何のためにそこまで……」
「それは……メアリの事心配だったんじゃない?」
(本当にそうなのだろうか……)
あの朝から、明らかに避けられてる気がする
兵長に散々迷惑かけたんだ、怒ってる可能性だってある
(リヴァイ兵長と会って話したい、謝らなきゃいけない事もあるんだし)