お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】
第4章 なぜかわからないけど
時計を見るともうすぐ時間だったので、掃除場所に向かうことにした。確か資料室だ
私が着いたときにはリヴァイ兵長はもう掃除に取り掛かっていた
「お疲れ様ですリヴァイ兵長、もう始めてたんですね。書類仕事早く終わったんですか?」
「あぁ、メアリは向こうの場所を頼む」
「分かりました!」
兵長が早く進めてたおかげで掃除はすぐ終わった
掃除用具を片付けていると、少し足がふらついてしまった
(本音を言えば、まだくらっとくるんだよな。午前中十分休んだのに……)
幸いリヴァイ兵長には見られてなかったようだ
「#NAME1、何してる。行くぞ」
「は、はい!」
掃除用具置き場を出て自分の部屋に戻ろうと階段を降りる
なぜか今日はリヴァイ兵長も付いてきた、普段はもうとっくに解散してるのに
(見送ってくれるのかな……?優し───)
そう考えながら階段の踊り場に足を踏み出たところで、突如視界の端が暗くなり、吐き気が増して気持ち悪くなる
(これは……ヤバいかも………)
耳鳴りのような音も聞こえて踊り場にうずくまってしまう
「おい!#NAME1!──しっかりしろ!─────」
次第に意識が遠のき始め、私は意識を手放した