お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】
第4章 なぜかわからないけど
「あ!」
「いきなりなんだ」
「リヴァイ兵長は書類作業でお忙しいと思うんで、私と手が空いてそうな人で掃除しときますね!」
そう言ってリヴァイ兵長の部屋を出ようとすると
「おい、待て」
兵長に呼び止められる
「何ですか?」
「お前、しばらくは安静にしとけって言われてただろ?」
「でも、もう十分動けるようになりましたし。何もしないと体が鈍っちゃうんで……
大丈夫ですよ!自分の体のことは分かりますから!」
「書類仕事が終わったら俺も掃除場所に向かう、それまで部屋に戻ってろ」
「え、良いんですか⁉︎忙しいなら無理しないで下さいね」
「あぁ。あと、療養も兵士の義務の一つだ、分かってるな?」
「分かってます!じゃあ私は部屋に戻りますね。何時くらいに終わりそうですか?」
書類作業が終わる大体の時間を告げられ私は部屋に戻った
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部屋に戻るとエリザが机に向かって何かを書いていた
「ただいま、エリザ。それ手紙?」
「おかえりメアリ、そう手紙〜。家族宛に、生存報告も兼ねて月一で送れって言われててさ」
「そうなんだ」
「メアリさ、まだ親に調査兵団入ったこと隠してるの?」
「うん……いつか話さなきゃいけない事はわかってるんだけどね」
「早めに話はしといたほうがいいよ〜。そういうの思わぬところからバレたりするからね」
「思わぬところ?」
「例えば、仕事の様子見に行ったりとか、手紙出して返ってこなかったとか。そこは対策してるの?」
勤務場所は家からだいぶ離れたストヘス区ってことにしてあるし、親は医者の仕事が忙しくてほとんど家を離れられないはず
それに忙しいから手紙は出来る限り送らないで欲しいと頼んでるし、送られてきたとしてもストヘス区に勤務してるモイに私に流してくれるよう頼んである
「対策はしてるよ、万が一何かあったら……モイに色々頼んでるから。多分大丈夫」
「本当に〜?」
「うん」
「それでも、早く解決するに越した事はないでしょ?メアリの気持ち、分かってくれるといいね」
「どうかな〜、なかなか話通じないからな〜」