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お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】

第4章 なぜかわからないけど


次に私は掃除をしに幹部棟へ向かった


壁外調査の後は後片付けで幹部棟の人たちは忙しい、リヴァイ兵長なんて特に

(今動ける私がやらないと、掃除当番なんだし。これくらいしかやることないし)


少しふらつく足と痛む頭を無視して幹部棟に向かった


掃除場所に向かってるとハンジさんに出会った


「分隊長、お疲れ様で──」

「メアリ〜!!」


ハンジさんに抱きしめられる


「分隊長、どうしました⁉︎」

「良かった、メアリが無事で!荷馬車で倒れてるの見て死体かと思ったんだよ⁉︎」


エリザにも同じこと言われたなぁ

どうやら、荷馬車の近くには仲間の死体も積んであったので、その近くで倒れてたから間違われてしまったらしい


「ご心配ありがとうございます。でも、もう大丈夫ですよ、命に関わらないくらいの量を考えて輸血しましたし」

「そうなの?ひとまず安心したー!」


「そうだ、リヴァイが倒れてるメアリ見た瞬間すぐ荷馬車まできてさ。メアリ抱えて医務室に行ったんだよ」


(え……リヴァイ兵長が私を⁉︎)


「そ、そうなんですか?」

「うん、医務室で経過観察って言われたメアリを自室まで運んだのもリヴァイ」

「だからさ、リヴァイに会って無事だってことを報告しに行ったら?メアリのことものすごく心配してたから」

「分かりました!リヴァイ兵長はどこにいるかご存知ですか?」

「うーん、多分自室じゃない?」

「ありがとうございます!」


(わざわざ運んでもらったんだ、お礼言いに行かなきゃ)


幹部達の部屋が並んでる場所にきた、リヴァイ兵長の部屋は……

ハンジさんに教えてもらった場所をノックする


「失礼します、メアリです!」


ガチャリとドアが開いた

ドアから顔を出したリヴァイ兵長はいつもより不機嫌そうだった


(これは、やってしまった………)


そりゃそうだ、書類仕事に追われて疲れて休憩してたところかもしれないのに。新兵がいきなり自室に訪問してくるなんて……嫌に決まってる


「あ……リ、リヴァイ兵長。いきなり押しかけて申し訳ありません、またお時間がありそうな時に………」


「入れ」


「はい!」


私は説教される覚悟を持って堂々と部屋の中に入った
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