お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】
第3章 壁外調査が終わったら
「これより調査兵団本部へと帰還する!」
行く時と同じように陣形が展開される
しばらくすると赤い信煙弾が上がり始める
(今の所、奇行種とはまだ遭遇してないみたいだな……)
続けて私も信煙弾を打とうと構えた瞬間に、左斜めから赤い信煙弾が2つ上がった
(まずい…….陣形内に巨人がいる。あそこの配置はたしかカイルだ)
(それに、煙弾が2つ上がった。先輩兵士も巨人と戦闘してる可能性がある。そうなってた場合カイルがが危険だ。私が行かなきゃ!)
カイルの配置場所までできるだけ早く向かうと、カイルはすでに巨人と戦闘していた
(早く、早く行かなきゃ。間に合え!)
あと数十メートル言うところでカイルは巨人に掴まれてしまった
(まずい!このまま後ろから巨人の頸を削いで助けないと間に合わない!)
巨人の目の前まで近づいてきた〇〇は馬の上に立って立体機動で巨人の首を取り頸を削いだ
ズシンと巨人が後ろ向きに倒れた
「カイル!大丈夫⁉︎」
返事はない
カイルは巨人に片足を噛まれて出血多量で意識が朦朧でしていた
(どうしよう、この量だと輸血が必要だ)
ひとまず圧迫止血してカイルを馬に乗せようとするが、体格差もあって無理だった
「おい、そこの新兵達!」
(先輩兵士が来た!アーベルさんだ!)
「巨人との戦闘があったのか、カイルの状態は?」
「出血多量で危険な状態です、ひとまず止血はしました」
(このままだと失血死してしまう………)
「ケイジさん、カイルの治療のために荷馬車運搬班のところまで行く許可を下さい」
「そこでカイルの傷口を縫います。馬の上じゃ揺れて出来ないのでせめて荷馬車の上じゃないと……。そうしないとカイルは助かりません」
「私しか出来ないことなんです!お願いします!」
「…分かった、許可しよう。俺も荷馬車まで辛いマンを運ぶよ」
「ありがとうございます!」