お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】
第3章 壁外調査が終わったら
「お前、紅茶好きなのか?」
「好きですよ!詳しくはないんですけど、飲んでて落ち着くので!」
「そうか……」
「あ!もしかしてリヴァイ兵長も紅茶好きだったりします?今度好きな茶葉教えてくださいね!」
会話の空気に耐え切れず断られるのを覚悟でそう口走ってしまった
「………ああ、また今度。壁外調査が終わったらな」
(…………え?)
この返答はかなり意外だった
「良いんですか⁈嬉しいです!じゃあまた今度、今日はお疲れ様でした!」
私達はそこで別れた
それから、心なしか以前よりも、リヴァイ兵長と交わす言葉が増え、雑談することも多くなった気がする
エルヴィン団長はやはり忙しいので話せる機会はそれっきりだった
おそらく、迫ってくる壁外調査に向けての準備だ
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馬小屋にて
緊張した空気の中、私たちは愛馬の世話をしていた
「メアリ〜グレイー〜もうすぐ壁外調査だよね」
「うわぁぁぁぁぁあ!言うなよエリザ!」
「本当だ、もうあと三日後
生存率3割か、どうなるんだろうね」
「メアリ、なんでそんなに冷めきってるんだよ⁉︎」
「いや、普通に内心緊張しまくりで怖いよ」
「まぁ、取り敢えずみんなで生きて帰ろうね!それでやっと一人前の調査兵団でしょ?」
「そうだね、グレイも。怪我でもしたらわたしが治療してあげるよ」
「おぅ、ありがとなメアリ。絶対生きて帰ってやる!」
「うん、皆んなで頑張ろ!」
「ねぇメアリ、帰ったらさ町の方に買い物行こうね」
「そうだね!絶対に行こう!」
私はエリザにハグをした