お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】
第2章 過去を振り返る
私の生まれはウォールシーナ内のヤルケル区で医者である父の娘として生まれた
場所が場所なので診察に来る人も貴族の人が多い、普通よりは少し裕福な家庭だった
だが、ある日。悪性腫瘍を患ってる貴族の患者の治療をしていたが、その患者はもう末期だった。どんな手を施しても、もう遅い
「うちの主人を死なせたのはこの医者だ!このヤブ医者!」
貴族の相手をするのは部が悪かった。
反発してくれた元患者もいたが、私たち家族は母方の祖母が住んでいるシガンシナ区へと移ることになった。
母は「うちの母親もう歳だから心配だったんだ。ちょうど良かったよ」と、笑っていた
父は何も言わなかった、黙って流れに身を任せていた
そこでの生活はなかなか悪くなかった。ウォールローゼ向きにある壁門を通れば今まで見たことない景色が、自然が、広がっていた。
そこで、新しい出会いもあった
「メアリ姉ちゃん、エレンはどこに行ったか知ってる?」
「あぁ、さっき壁門の方に行ったのを見たから、多分また木の下で昼寝してるんじゃない?」
「ありがとう」
近所の子供達、エレン、ミカサ、アルミンとの出会いだ
年齢は少ししか離れてなかったが、私をお姉ちゃんと呼んでくれたりして、よく慕ってくれた
ミカサはとにかく強くて勇敢で同じ女子として尊敬していた。よくエレンを助けてたっけ
エレンは年齢に見合わないほど意思が強くて、それが原因でトラブルを起こしたりしていた
アルミンはとても頭が良く、話してて面白かった。持ってくる本も興味深いものばかりだった
エレンとミカサの父親は医者だった。私は家のこともあって医学に興味を持っていたので、その人の話をよく聞かせてもらっていた。名前はグリシャさん
彼と話してると、彼はかなり優秀な医者だとわかった。ただの町医者にしておくにはもったいない位に