お掃除係は生き方を決めている【進撃の巨人】【リヴァイ】
第1章 そして調査兵団へ
後ろを振り返ると、ちょうどエルヴィン団長が戻ってきたところだった
「え、エルヴィン団長⁉︎今お戻りになったんですね!」
「あぁそうだよ。今日は駐屯兵団の本部に呼ばれていたからね。」
「ピクシス指令のところですね!お疲れ様です!今、丁度リヴァイ兵長と掃除をしてまして……」
「リヴァイとか、リヴァイも君の腕を高く買ってるだろう。リヴァイとは仲がいいのか?」
「いや、別に仲がいいとかじゃないんですけど」
「そうか、私には仲が良さそうに見えたよ」
「そ、そうですか?別に兵長の態度とかは普通ですけどね」
(本当に、相変わらず掴みどころのない人だから)
「立ち話も何だから一緒にお茶でも飲んでくれるかい?」
「いいんですか?」
「あぁ、向こうで茶菓子をもらってね。1人じゃ少し多いから一緒に食べて欲しいんだ」
「ありがとうございます!光栄です。今から紅茶を準備しますね」
(ここが私の最後の掃除場所だし……まぁいいよね。誘われたんだから)