She is the pearl of me. @ 忍足侑士
第48章 婚約破棄計画
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家、行ってええ?と言った侑士と帰宅する。
「ただいま」
おかえりー、と言った母の声は、あら、とワントーンあがった。
「おかえり、侑士君」
お邪魔します、と会釈した侑士。
「なんでゆうにだけ『おかえり』なのよ」
不機嫌そうな真珠の声に、苦笑いの侑士。
「はいはい、真珠ちゃんもおかえりなさーい。
ごはんは?食べたの?」
「食べてない」
「侑士君、食べていく?
龍壱君の実家から届いた酒粕の粕汁なんだけど、若い子って粕汁、食べないかしら?」
食べたことある?と聞く祐里子に、はい、と答える侑士。
「好きです、粕汁。
よお大阪の父の実家で食べてました」
「よかった。
お魚もあるからね」
お支度しましょ、とキッチンに向かう祐里子に、手伝います、とブレザーを脱いだ侑士。
「いいわよー。
真珠となにか話したかったんじゃないの?
用意ができたら声かけるから、ごゆっくり」
マコト、持っていきなさい。と祐里子は両手に持ったペットボトルのお茶を真珠に渡して、キッチンへ入って行った。
リビングの隣。
真珠の私室になっている部屋に入ると、ちょっとええ?と侑士はローテーブルの脇に座った。
「もし、俺がテレーゼ・ロールシャッハと話つけたいさかい、真珠もおる場所で話したい言うたら、マコト、嫌か?」
「3人でってこと?」
うん、と頷いた侑士。
「何がどこまで進んどるんか分かってへんから、ほんまにぶっつけなんやけど、そういう...結婚とか付き合うてるかどうかとかそないな話が出たら、正直に話そう思てる。
俺には、マコトがおって、結婚する気は毛頭無いて。
けど、そないな話出ぇへんのやったら、マコトの事は隠しておきたいんや。わざわざ向こうに会わせる理由あらへんし、もし、向こうも承諾してへん言うなら、親んおらんとこで話つけてしまおう思うねん」
「でも、向こうのお父さん、ゆうのお父さんの上司?同僚?なんだよね?」
「オトンには悪いけど、そんなん知らん。
オトンが働きづらなるとかより、俺の、マコトとおる未来(先)んことの方が、俺には大事やねん
半端に受け入れるより、初っ端からシャットアウトしたい」
そう言った侑士に、うん、とも、ダメ、とも言えないまま、真珠は俯いた。
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