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雪解けの結晶【リヴァイ】

第1章 HappyBirthday〜2025.12.25〜





「・・・・り、ヴァイ…兵長・・・・」

「なあ、いい加減それやめろ」

「それ?」


上唇、下唇と、啄むようなキスを繰り返していると突然リヴァイからやめろと言われた。何のことだ?と戸惑う表情を隠すことなく少し不安気にユキはリヴァイの青灰色の瞳を見あげた。




「リヴァイでいい。言ってみろ」


「ふぇッ!?む、無理ですよ!いきなり呼び捨てなんてっ!」


「それもだ。敬語もいらん」


「えぇぇ!?」


突然名前で呼べ、敬語も使うなと言われ戸惑うユキに今度は意味がわからないという眼差しを向けるリヴァイ。
だから前から思っていたと告げれば、尚更混乱すれど、次に発するリヴァイの言葉にユキは目を見開いた。



「俺は今、一人の男として、恋人としてユキを抱く。そこには上官も部下もない。それに…前から気になって仕方なかった」


告白してもやはりどうしても憧れの兵長という想いが拭えないユキにとって、恋人だと言い切ってくれるところや、抱いてくれることに、他の人とは一線を越えた関係なんだなと改めて突きつけられると嬉しいような、擽ったいような気持ちになる。

でも…今あたしの目の前にいるのは間違いなく、あたしが愛した人で、あたしを愛してくれる人。

ぎゅうぅと胸が締め付けられる愛おしい気持ちが一気に押し寄せてきて、あたしは彼の首に手を回し…恥ずかしい気持ちを押し殺して自らキスをした。


薄くてあたしより少し冷たいその唇は…

想像以上に甘かった。




「・・・・・・・・・リヴァイ」

「・・・・・」


「・・・・・な、なんで、黙るんですか…。やっぱり変なんだ…」


呆気にとられたように目を見開いて、自分を凝視するその美しい瞳を直視出来なくて半分逸らしながら呼び捨てにすれば、思った以上に恥ずかしかった。リヴァイ兵長も固まったままだし。やっぱりへんだったのかなと、途端に不安になってくる。シュンとして回した手を解こうとしたら再びベッドに沈められて今度はリヴァイ兵長からキスされた。


「・・・・・ん…ッ」

「・・・・はっ、結構くるな」

悪くない…、と耳元で囁かれて発せされたその声色に大人の色気が混ざっていて、あたしはまたドキンと心臓が跳ねた。

悪くないと言う言葉は最大の賛辞だとハンジさんが言ってた。

こうやって変わっていく関係性が、凄く嬉しかった。


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