第1章 HappyBirthday〜2025.12.25〜
「えぇぇぇ!!?なんであたしの誕生日知ってるんですか!?あたし兵長に言ったことありませんよ!!?」
「何年の付き合いだと思ってんだ。毎年お前の同期やハンジが食堂でバカでかい声で騒いでただろうが」
「え!?そ、そんなにうるさかったですか?」
「クソうるせェ」
「あ、うぅ・・・」
シュンとするユキを一瞥してリヴァイは考える。
ユキの誕生日などとうの昔から知っている。
たがなぜ今ここで、このシチュエーションで言われなければならないのだ?
しかも昨日、俺の誕生日に言うつもりと言っていたな。
「で?」
「は・・・はい?」
「お前の誕生日は知ってた。だがお前は知らないと思って昨日それを俺に言うつもりだった。そこまではわかった。が、それを俺に言ってお前はどうするつもりだったんだ?」
「・・・・」
核心を突く事を言われたのかユキは目を見開いて、その瞬間今度は顔を真っ赤にして顔を両手で覆い隠した。
なんだと言うのだ…?
やはり急な出張に怒っているのか?
お互い同じ誕生日だからこそ恋人になって最初の誕生日は一緒に祝いたかったと言うことか?
視線を左右に動かし試行錯誤していると、顔を覆い隠した手の間からとうとうユキが勘弁したかのようにリヴァイしか聞こえない声で小さく囁いた。
「あたし・・・20歳になりました」
「・・・・そうだな。」
「もう、子供じゃありません」
「・・・・」
モゴモゴとどんどん尻窄みになっていくユキの声はとうとう聴こえなくなりその口は閉じられた。
いい加減往生際が悪いと、リヴァイはユキの手を剥がして両手をシーツに縫い付けた。
「はっきり言え。なんだ?」
お互い息がかかるほどの至近距離でユキを拘束しその先を促せばギュッと目を閉じて口をパクパクしている。
月明かりに照らされたユキの顔はさっきよりも真っ赤になっていることが分かる。
「・・・・・・・・・ㇰださい・・・・・」
「ユキ?」
「―ッ!あたしをっ、抱いてください!!」