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君と悪循環を抜けるために私にできること
第7章 闇医者の不養生
暗闇の中で声がする。
「野狗子の毒とか?」
「いや、単に医者の不養生だ」
『昨日は亡咀の裏路地にいた』
「あまり衛生的とは言えない場所だね」
「過労もあるだろう」
『しかし症状は落ち着いている。心配はない』
「まあ僕らも用事のついでだから」
「目が覚めたらよろしく伝えてくれ。それから……」
最後の言葉は聞こえなかった。
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