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君と悪循環を抜けるために私にできること

第5章 龍の年貢の納め時


いいじゃねえかと無責任極まりない口振りでエドは笑った。
「美人でスタイルもいい、頭もいいしアンタに従順だ。どこに文句がある?」
ああ妊婦は抱けないと言いかけたのを無言の圧力で黙らせる。
「アレはお前にも取り憑いた化け物だぞ」
「オレは化け物のアイツに命を助けられ、人間であるオマエさんに殺されたんだぜ」
今度はアレックスが黙る。この医者は野狗子が関わらなければ比較的マトモだ。
「未来はアンタらにかかってるらしいからな。頼んだぜ、色男」
未来などどうでもいい。野狗子さえ滅ぼせたなら。
浮かんだ顔を振り払ってアレックスはエドを追いかけ野狗子の隠れ家へ向かった。
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