第1章 戯れ
「……あっ、あっ、あぁぁぁあッ……!」
稀血をどくどくと直腸に注ぎ込まれ、珠世の体は大きく震えた。彼女の白い体が一気に朱に染まった。
小瓶の中身が全部無くなったのを見届けてからその先を引き抜くと、珠世が艶めかしい嬌声を上げる。
それと同時に小さな菊門は再びぴったりと閉じ、稀血を確実にその体内に取り込んだことが見てとれた。
それから間も無く、はあはあと珠世の息がより荒くなり、まだ触れてもいない女陰が蜜を滲ませ、てらてらと光り始める。
「こっ、この……っ、厭らしく卑劣な男がッ……!」
珠世が歯を食い縛りながら罵るが、無惨はそんな珠世の様子すら愉しんでいた。無惨は下帯を解き、自身の膨らんだ亀頭をぴたりと彼女の女陰に当てがった。黒々とした陰毛を掻き分けるように割れ目に沿わせてそれを上下させると、既に蕩け切っていた割れ目から溢れ出る蜜がねっとりと亀頭に絡み付いた。その厭らしさと心地良さに何度も何度もそれを擦り付けていると、その蜜はとろとろと亀頭を伝い落ち、やがては既に挿入しているのではないかと錯覚する程、無惨自身をあたたかく濡らしていたのだった。
直腸からの吸収による稀血の強い効果に侵されているのは明らかであった。
「珠世。私が欲しいか」
しかしながら気丈にも小さく首を横に振った彼女に無惨は柄にもなく落胆した。
仕方なく再び女陰を亀頭でなぞり、じゅくじゅくに熟れ切ったそこが雄を求めて開き始める様をじっくりと見て愉しむことにした。
蜜を滴らせ、亀頭の膨らみに合わせてぱっくりと淫らに開くそこはまさに蜜壺と呼ぶに相応しかった。
その蜜壺は、淫猥な雌の芳香を漂わせている。それは乳の匂いと相まって、無惨の脳味噌を激しく揺さぶり、彼自身をより強く反り勃たせた。