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【鬼滅の刃】戯れ

第1章 戯れ


ある日無惨は自身の陰毛に白いものが一本混じっていることに気が付いた。珠世に見られてはなるまいと、それを一人黙って抜いた。


──そういえば精を出すのは慎めと言われたことがあるな──

しかしそれを言われたのは病弱だった人間時代のことだ。鬼となった今では最早関係あるまい。



その晩のことである。
すっかり蕩けてしまった蜜壺に舌を這わせてむしゃぶりつく無惨の髪を掴みながら、珠世は息も絶え絶えに、か細い声で強請る。

「どうか、早く、早く……。お情けを下さいませ」


──何と淫らで、いじらしいのだ、我が珠世!


もう無惨は一刻も早く珠世に穿ちたくて仕方なかった。
自身の褌を緩めると珠世の片脚を持ち上げ、その欲の塊をぬめぬめとした蜜壺に数度沿わせてから深く押し付ける。
肉襞全体で甘える珠世に、欲情のまま腰を振ると、ずっしりと欲の詰まった双嚢が彼女に当たり、淫猥な音が部屋中に響いた。その音は止まることがなかった。腰を使いながら珠世の乳房に顔を埋め、血の匂いの混じる彼女の乳を赤子のように吸い続けた。




哀れにも、その止まらない欲こそが珠世の惑血の所以だと知る由もなく。


珠世はその艶めかしい口元に笑みを浮かべながら、再び戯れに無惨の髪を掴む。
その髪の中に見た一筋の白髪を、指に絡めて引き抜きながら。











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