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【鬼滅の刃】破戒

第1章 一


法衣を着ようとする手を止め、女が濡れ手拭いを渡してくる。
僧はその冷えた手拭いを受け取ると、汗に塗れた我が身を拭いてゆく。やがて自身に手が伸びると、女は手拭いを取って僧のそれを拭い始めた。
尿道の中に残っている精を根元から搾り出すような淫らで丁寧な動きにぞくりとする。僧は再び自身が硬く勃ち上がるのを感じた。

そして「こんなになってしまっては後始末が出来ないではないですか」という女の声を尻目に僧は再び女を押し倒した。
足袋を履いた足首を左右に割り、逃げる腰を押さえてはその中心に顔を寄せる。生臭い精の匂いが僧の鼻を突き、女陰を舐め上げた舌にはどろりとしたものが垂れ落ちる。

かように汚い、穢らわしいもので貞淑なる未亡人を犯してしまったのだと内省した僧は、応報とばかりに自らの放ったものを自身の舌で舐め取った。躊躇いなく女陰に舌を入れ、溢れ出る分身をその喉へと落としてゆく。

やがて押し倒していた女を顔の上に跨らせ、羞恥に腰をくねらせる女の腿を強く掴んで固定した。離れないようぴたりと女陰に唇を付けて左右に開き、そのまま奥に留まる精を待っていると、やがて精と蜜とが混じり合った淫液がどろどろとその口の中へと流れ込んだ。

指も使って精が女陰に残っていないことを確認すると、僧は女の陰核を吸い上げた。女の小便の匂いが僧の鼻を甘やかす。漏れる嬌声に気を良くしたままそれを舌で転がすと、まもなく女の腰がびくびくと震え始めた。
やがて、出てしまいます、と女が呟いた。僧に離れるよう訴える女の声は甘く蕩けていた。僧は腰を浮かせて逃げようとする女の腰をがしりと掴み、早く出すよう女陰を強く吸い上げた。
やがて艶めかしい嬌声と共に淫水が迸る。僧は大きく口を開き、その淫水をごくりごくりと音を立てては飲み込んでゆく。それは正に聖水と言わんばかりに清らかな味をしているように思えた。


──一ぺん拝んでみてぇよなあ。

──拝むだけじゃ済まねえだろうが。


女の淫水を飲み干して、ふと思い出す。
視えぬ分、指で、舌で、鼻で、耳で、存分にその女を味わい尽くしている。昼間の下卑た男達と自分は一体どこが違うのであろう、と僧は思った。
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