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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第4章 戦闘訓練





轟から逃げていると、目の前には障子の姿。
おそらく外から音を聞きつけて異変に気づいたのだろう。

「轟!お前は上の階にある核を」
「ああ」

障子が一言告げると、把握したのか轟は引き返して上の階へ向かった。

『あーあ。できれば轟くんを引き付けたかったのに』
「だろうな」
『やっぱ行かせるよねぇ、ほとんどチートだもん』
「お前はどうするつもりだ猫宮」
『正直轟くんを追いかけて2人のサポートに行きたいなぁって』
「行かせると思うか?捕獲できるなら俺はするつもりだぞ」

『いやー、それもごもっともだよね・・・。じゃあこっちは向こうの邪魔しないように、精一杯の鬼ごっこだ』


少なからず瞬殺では無くなった。
時間稼ぎも少しだができたと思う。
目の前戦いに集中しようと2人に告げる。

『ごめん、時間稼ぎ終了。こっちは障子くんに捕まらないように頑張るから。2人もなんとか頑張って・・・』

「ありがとう紬ちゃん!任せて!!」
「俺たちがなんとか守り切る!」



最上階:尾白&葉隠VS轟

4階:障子vs紬

紬が走りだす。
『(これ私だけかなり不利では!?!?)』

理不尽だと思いつつも足を止めるわけには行かず逃げ続ける。

「素早いな・・・っクソ!」
『へへっ、猫ちゃんナメちゃダメよー!』

まだ話をする余裕はあるが、なんせスタミナには自信がない。
身を隠さねばと、あたりを確認しながら進む紬。

「50m走、かなり息をあげていたな」
『っ・・・!あれは全力疾走だったから!』

図星をつかれ言い訳をする。
しかし狭い通路、というよりダクトを見つけそこに逃げ込む。

「なっ!」
『狭い場所も得意なの!ごめんねー!って、うわ!』

障子の体格では入ってこれないと踏んで飛び込んだものの、目と手の複製をダクトの中に入れ込んできている。

「油断したな!」
『ちょっ!私が掴まって足を引っ張るわけにはいかないのに!』

間一髪伸びてきた手をかわして奥へ進んでいく。



【ヒーローチームWIN!!!】



『あ』


やはり2人では轟を捉えることが出来なかったらしく、あっけなくヴィランチームの負けとなってしまった。




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