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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第16章 個性の話







「試験終えたその晩に喧嘩とは、元気があって大変よろしい」
『うわぁ・・・』

先ほどまでの雰囲気とは打って変わってブチ切れモードの相澤に捕縛布をぐるぐる巻きにされている緑谷と爆豪。

「相澤くん待って、捕縛待って。原因は私にあるんだよ」
「はい?原因?何です」

それを止めるオールマイトは喧嘩の原因を細かく説明する。
さすがにワンフォーオールの事は言えないため、爆豪のオールマイトに対する負目と緑谷とは違って試験に落ちた事への劣等感によるものだけどしていたが。

「・・・んん。だからルールを犯しても仕方ない・・・で済ますことは出来ません。然るべき処罰は下します。先に手ェ出したのは?」

「俺」
「僕もけっこう・・・ガンガンと・・・」

「爆豪は四日間、緑谷は三日間の寮内謹慎!その間共有スペース清掃!朝と晩!+反省文の提出!!怪我については痛みが増したりひかないようなら保健室へ行け!ただし余程のことでなければばあさんの個性は頼るな。勝手な傷は勝手に治せ!以上!寝ろ!」

『あの、先生・・・」
「ああ、猫宮。お前も寮に戻っていいぞ。2人と一緒にな」
『はい』


相澤の勢いに押されつつも、完全に忘れ去られてるであろう自分の存在をアピールする紬。
落ち着きを取り戻した相澤に部屋へ戻れと言われたので爆豪、緑谷とともに教師量を後にした。




「・・・てめぇも知ってたんか」
『えっ』
「・・・僕と、オールマイトの関係だよ」
『あ、ああ・・・。うん。ごめんね、今まで言えなくて』

寮への帰り道、2人から問われたことに素直に謝る。

「紬さんの個性、オールマイトから聞いたよ」
『うん、勝己は知ってたけど』
「ンでこのクソデクなんだよ」
『秘密を共有するなら、同じくらいの秘密を持ってる人の方がいいんじゃないかと思って』
「ッチ」

「驚いたよ・・・。複数個性持ちだったんだね」
『私も、入学してから知ったんだ・・・。多分あの時ヴィランに襲われたのもこれのせい、だと思う・・・』
「!じゃ、じゃあこれからも襲われる可能性が高いってこと!?」
『・・・わかんない。向こうも詳しくは知らない感じだったから』
「てめぇの事は俺が守る」
「!!!???」
『ちょっ・・・。ありがと、出久も、これから迷惑かけると思うけど、よろしくね』

「う、うん!?!?」




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