【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第15章 試験!
【合格した皆さんはこれから、緊急時に限りヒーローと同等の権限を行使できる立場となります】
結果発表にわちゃわちゃしていると、目良が再び話し出す。
【そして・・・えー、不合格となってしまった方々。点数が満たなかったからとしょげてる暇はありません。君たちにもまだチャンスは残っています。三ヶ月の特別講習を受講の後、個別テストで結果を出せば君たちにも仮免許を発行するつもりです】
「「!!??」」
目良の言葉に、不合格者たちの目の色が変わる。
【今私が"これから"に対応するには、より質の高いヒーローがなるべく多く欲しい。一次はすなわち落とす試験でしたが、選んだ100名はなるべく育てていきたいのです】
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「やったね!轟くん!」
「すぐ・・・追いつく・・・」
目良の話も終わり、駆け寄ってくる緑谷に決意を伝えた轟。
『勝己も、頑張ってね』
「ソッコー受かるわクソが!!!」
表情で人を殺しそうな爆豪を落ち着けるため声をかけるが却って煽ることになってしまった紬。
そして長かった仮免許試験が終了し、発行された免許証を持って会場を出る生徒達。
「イレイザー!」
「!」
「せっかくの機械だし、今後合同の練習でもやれないかな」
「ああ・・・それ、いいかもな」
「おーい!!」
「あら士傑まで」
会場外で声をかけてきたミスジョークたちを眺めていると、夜嵐が猛スピードで駆け寄ってきた。
「轟!!また講習で会うな!!けどな!正直まだ好かん!!先に謝っとく!!ごめん!!」
「どんな気遣いだよ」
「こっちも善処する」
「あっ!!!!!」
『ん?』
本来なら駆け抜けながら轟に声をかけてバスへ乗り込んでいくの夜嵐は何故か紬の前でピタッと止まる。
「体育祭!戦いっぷりに惚れました!連絡先教えてください!!!」
『へ・・・?』
「「「はぁぁぁぁぁあ!!???」」」