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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第15章 試験!







【皆さん長いことお疲れ様でした。これより発表を行いますが、その前に一言・・・】

結果発表の時刻となり、目良から採点方式の説明がされる。
内容はヒーロー公安委員会とHUCによる二重の減点方式である事、危機的状況でどれだけ間違えのない行動を取れたか、と言うものだった。

【とりあえず、合格点の方は五十音順で名前が載ってます。今の言葉を踏まえた上でご確認ください・・・】

目良の背後に設置された巨大モニターに合格者の名前が映し出される。


『ね、ね、ね・・・・あった!!!』
「っしェーい!!」
「あった!・・・けど・・・」
「ねぇ!!」
『あっ・・・』


自分の名前を見つけた紬に続き、上鳴、切島も合格の確認を終えて安堵するものの、爆豪の名前はなかった。
やはり救助者へ対しての態度や言動が大きな減点に繋がったのだろう。

「・・・」

そしてそこには、轟の名前も無かった。

「轟!!」

人混みから夜嵐がズカズカと轟の元へやってくる。

「ごめん!!あんたが合格逃したのは俺のせいだ!!俺の心の狭さの!!ごめん!!!」
「元々俺が蒔いた種だし・・・、よせよ。おまえが直球でぶつけてきて気づけたこともあるから」

夜嵐は頭を地面にぶつけながら轟に頭を下げる。
その夜嵐に轟も反省の言葉を投げかけた。

「轟落ちたの?」
「ウチのツートップが両方落ちてんのかよ!」

「暴言改めよ?言葉って大事よ」
「黙ってろ殺すぞ」
『まぁまぁ・・・』


【えー、全員ご確認いただけましたでしょうか?続きましてプリントをお配りします。採点内容が詳しく記載されてますのでしっかり目を通しておいてください】


次々に黒服のスタッフたちからプリントが配られていく。

「俺84点!!見てすごくね!?」
『・・・おお、86点』
「うっそ!負けた・・・」

近くにいた瀬呂にプリントを見せつけられるが、僅差で紬の方が点数が上だった。

内容は全体のバランスはいいものの、イマイチ自信のない言動があるため、救助者をもっと安心させられるようにというものだった。


『自信、かぁ・・・』
「意外なところ目つけられてんな」
『うわっ、ちょ、恥ずかしいから見ないで・・・』
「離れろやクソ舐めプ野郎!!!」


背後にいた轟にプリントを覗き込まれ慌てて隠す紬。






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