【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第15章 試験!
【さて、立て続けに3名通過。現在82名となり残席はあと18名!】
『お!おつかれー!!!』
「皆さんよくご無事で!心配していましたわ」
「紬ー!ヤオモモー!ゴブジよゴブジ!つーか早くね皆!?」
「俺たちもついさっきだ。轟と紬が早かった」
「爆豪も絶対もういると思ってたけどなる程!上鳴が一緒だったからか!」
「はぁ!?おまえちょっとそこなおれ!!」
「・・・・・・」
『!?』
ようやく到着した爆豪チーム?を出迎えると、障子の言葉にピクリと反応しすごい形相でこちらを睨む爆豪。
「おい」
『むぐっ・・・ひゃい』
「ちょっと面かせや」
『ひゃい・・・』
ずかずかとこちらに近寄ってきたかと思うと紬の頬をつねり、そのまま連行していった爆豪。
「えっ!?なになにあの距離感!」
「あたしにはカツアゲされて行くように見えたけど・・・」
「いや、爆豪が女子にあんなふうに絡むってレアじゃね!?」
「紬さん、大丈夫でしょうか・・・」
「・・・どこいくんだあいつら」
爆豪の予想だにしなかった行動にテンションの上がる上鳴とただ紬の安否を心配する女子たちと轟を他所に爆豪と紬はその場をどんどん離れていく。
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「おめーまさか・・・」
『へっ?』
「あの舐めプ野郎と一緒に行きやがったんか!?」
『えー!?!?ち、違う違う!たまたま終わった後に遭遇して一緒に控室に行っただけだよ!?』
こちらでも予想外の疑いをかけられ驚く紬。
デジャブのような壁ドンにも動揺している。
「・・・ホントーかよ」
『うん・・・?どしたの?はっ、まさか・・・』
「あ"ぁ"??それ以上言ったらコロス」
『ひぇっ・・・で、でもよかった。無事通過して』
「・・・ヨユーかよ」
『いや、余裕な訳ないよ!結構大変だったし!』
「ッチ」
『???』
紬の話を聞いて納得したのか爆豪は静かに離れていく。
何やら切羽詰まったような爆豪に違和感を抱きつつも、誤解が解けてよかった?と胸を撫で下ろす紬だった。