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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第15章 試験!





『ふぃ〜・・・』
「お」
『・・・ん?』

一仕事終えた感で森から抜けると、その先は工場地帯のような地形になっており、轟と遭遇した。

「紬も終わったのか」
『"も"ってことは、焦凍も?』
「ああ・・・。1人か?」
『うん、正直今の私の実力だとこー言う時は一人の方がやりやすいんだよね』
「そうか。お疲れ」
『あ、うん。焦凍もお疲れ様!』

【通過者は控室へ移動してください】

「・・・行くか」
『そだね』

通過者となった二人は控室に向かって歩き出した。



「結構いんな」
『私たちの時で確か53とか54人目じゃなかったっけ?』
「ああ・・・。そういやアナウンス流れてたか」
『聞いてなかったんかーい』
「・・・わりとそれどころじゃなかった」
『えっ!?エリート焦凍くんが??』
「その言い方やめろ・・・?」

『ん?どうかした?』

控室に戻ると、すでに通過した生徒達で賑わっていた。
適当に先を見つけ二人で話しながら腰掛けると轟の表情が一瞬何かに気を取られていた。


「いや・・・。あいつ」
『ああ、士傑の坊主の人がどうかした?』


紬が轟の話を聞き振り返ると、夜嵐はそばにいる他校の生徒と談笑していた。

「すげー見てくる・・・」
『顔見知り?』
「いや・・・。ん・・・」
『?(そっか、この時はまだ思い出してないんだ)・・・みんなまだ来てないね。大丈夫かな?』

「あ、そうだな・・・。俺はてっきり、紬も爆豪に着いて行ったのかと思った」
『えっ・・・あっ、その・・・』
「?なんかあったのか」
『いやいやいや!ない!ないよ!何にも!ほら試験だし!邪魔しちゃいけないし?私も真剣に合格したいし!?』
「・・・?そうか」

轟から突然出た爆豪の名に動揺しつつも何とか言い訳する紬。
話してる内容は本心だが、動揺し過ぎて言い訳っぽくなっている。
轟もこの性格だからか、紬の動揺を不思議がりはしつつも詮索はしなかった。


「紬じゃん!」
「さすが、早いですわねお二人とも」

「お前ら、全員で行動してたんじゃなかったのか?」


後から続いてやってきたのは、八百万、耳郎、蛙吹、障子の4人だった。





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