• テキストサイズ

【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第15章 試験!






「雄英の猫の人だ!一人だぞ!」

『(小声で話してるつもり?聞こえてんだけど・・・)』

待機場の展開後すぐに森林エリアを発見した紬はサポートアイテムと自分の特性を活かせると判断し1人で木の上に佇んでいた。
早速他校の生徒達何名かが紬を発見し小声でタイミングを伺い合っている。


体育祭で見せた"猫騙し"に加え特訓中、素早さで相手を翻弄する"ドッヂ"と言う技と共に編み出した相手の背後から忍び寄り攻撃する"忍び足"ともう一つ、技とは言い難いが猫っぽさにより磨きをかけ危機察知のような能力を身につけた紬。

これらを活かすには団体行動よりも一人の方がやりやすい。


【あ、ようやく一人目の通過者が・・・うぉ!?脱落者120名!!一人で120人脱落させて通過した!!】


紬から仕掛けようかと考えていた時、目良のアナウンスが流れた。
士傑高校の夜嵐が風の個性を高い、一気に大人数を失格にしたようだ。


「今だ!」
『おおっ』

アナウンスの声が終わると同時に、周りで様子を伺っていた生徒たちが飛びかかってくる。
狙いは腰のターゲットのようだ。

『かかってくれてありがとね!』
「なっ!?」

次の瞬間、紬は木から真っ逆さまに落ちていき、飛びかかってきた生徒たちは一まとまりになる。

「ど、どこだ!?」
「今下に落ちたよな!?」

『落ちたように見えた?』

「うわっ!?!?」

至近距離で見なければわからないほどの細いワイヤーを上に固定していた紬は木から落下したように見せたものの、一まとまりになった生徒たちの頭上に姿を表した。

『私一人にこんなにたくさん、倒した後どうするつもりかちゃんと考えてた?』

「ぎゃぅ!!」

頭上の紬は生徒たちに向けてピストルを向けて発砲した。
が、それはただの捕縛網。
生徒たちは一網打尽となり団子のようにまとまってしまった。

『ふぅ、緊張したぁー。あ、ありがたく通過させてもらいますね』
「お、おい!待ってくれ!」
『待ちませーん!お疲れ様でした!』


一人でやって除けた高揚感から若干おかしなテンションになりつつも、団子状になっている生徒一人残らずターゲットをボールでタッチしていく。

【結構状況動いてます!現在通過者52、53・・・54名!】



/ 158ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp