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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第3章 入学早々??







(あれ、そう言えばヒーロー科って1クラス20人の2クラスで40人までが定員じゃなかったっけ?私受かっちゃって大丈夫だった??もし誰か1人落ちたとかってなったらだいぶストーリー変わっちゃわない?)

大前提としての設定をすっかり忘れていた紬。
不安な気持ちの中、学校へ足を踏み入れる。


【ガラッ】



「お!猫宮!」

『おお!切島くん!久しぶりー!』

「やっぱ受かってたんだな!」

『切島くんもね!すごかったもんねぇ!』

【ガラッ】

「どけや」

『ひっ!ごめんなさい!』

毎度毎度遭遇した時の第一声が同じである。


「チィ・・・。やっぱ受かってやがったか」

『やっぱ・・・?』

「うっせぇ!どけ!」

『あ、はーい・・・』
(嘘!まさか見てくれてた?見込みありだった?私!)

自分の都合のいいように解釈する紬。

「なんか、すげーやつだな、あいつ」
『ふふっ、そうだね」
「何で嬉しそうなんだ?」
『え?う、嬉しそうだった?』

「あー、そういやあいつの顔がタイプなんだったか?」
『げっ・・・。切島くんも聞いてたの?』

「そこそこデケー声だったからな!でもその正直でストレートなのはいいと思うぜ!」

『うぅ・・・。恥ずかしいな』

「っせーな!!!聞ことんだよ!クソども!!!」

「おい!机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の制作者に申し訳ないと思わないか!?」

「思わねーよ、テメーどこ中だよ端役が!」

【ガラッ】

騒がしくなってきた教室にさらに入ってきたのは原作では主人公を務めた緑谷出久。



「あ!そのモサモサ頭は!!」

『おお・・・っ』

続いて入ってきたのは麗日お茶子。

次々と繰り広げられる見知った光景に感動する紬。


「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け。ここは・・・ヒーロー科だぞ」

(いやー!!!いい声!!!!!)

内心大興奮である。




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