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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第3章 入学早々??









「紬・・・。いつでも帰っておいでね」
「さみしくなるねぇ」
「無理はしないでね?」
「言っちゃヤダァ・・・」
「こらこら、紬はこれから立派なヒーローを目指すんだよ、応援してあげなきゃ」


入学当日の朝。

荷物は全て学校近くのアパートに引き払い、この日だけは施設からの登校になった。
かなり早朝の出発になるが、施設のメンバーは皆起床していて、紬を見送る。


『ありがとう、みんな。お世話になりました。ちょこちょこ遊びには帰るからね。行ってきます!』

挨拶を済ませ、施設を後にする。

「紬!!!」

『!夢乃。どうしたの?』

「あの、これ。持って行って」

差し出されたのは猫のシルエットが描かれたロケットペンダント。

『あれ?これって・・・』

それは私がが施設に着いた頃から唯一持っていた持ち物。
中には写真など入っていなかったが。
夢乃が昔から欲しがっていたので10歳の誕生日に譲ったものだ。

「今思うとこれ私が持ってるのは違うなって・・・。返しとくね」
『中身なんてないし、別にいいのに・・・』
「いいから!持って行って。これからできる大切なものをこれにいれて?」
『ふっ・・・。ありがとう!夢乃の写真でも入れておこうかな?』
「もう!茶化さないでよ!」

『ごめんごめん。じゃあ、行ってくるね』
「ん、行ってらっしゃい」

少し涙を浮かべる夢乃の頭を撫で出発する紬。




『そういえばこれ、今思うと結構大事なものだったりする?』
受け取ったロケットペンダントを取り出して開けてみる。

『・・・ん?何だこれ』

中には写真など入っていなかったはず。
だが、今中には写真が一枚、ブレブレの状態で人物の特定ができてないものが入っている。

『夢乃のイタズラ・・・?いやでもこんなわかりにくいことしないよね』


イタズラにしては意味がわからなすぎるこの状態に謎が深まるばかり。

『まぁ、いっか!そもそも異世界転生しちゃってる時点で不思議だらけだし。もしかしたら何かの重要アイテムかもだし、とりあえずこのままにしとこ!』



転生してもゲーム脳な紬は深く考えるのをやめ、学校を目指した。


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