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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第15章 試験!





「えー、ではアレ、仮免のヤツをやります。あー・・・僕ヒーロー公安委員会の目良です。好きな睡眠はノンレム睡眠。よろしく」

コスチュームに着替え会場で待機していると、壇上に不健康そうな男性が立ち、自己紹介を始めた。


『クマすごっ』
「疲れ一切隠さないねこの人・・・」

インパクトが強すぎる人物の登場に、紬とその隣にいた葉隠が小声でつっこむ。

「ずばりこの場にいる1540人一斉に勝ち抜けの演習を行ってもらいます」

周りからの視線を一切気にすることなく目良は仮免許取得試験の内容説明を進めていった。

『1540人中・・・100人』
「結構狭き門だね!」

「えー、じゃあ、展開後ボールとターゲット配るんで全員に行き渡ってから1分後にスタートとします」


6つのボールを持ち、3つのターゲットがついた相手を二人倒した者が合格となる、ボール投げ合戦が始まろうとしている。
紬は太ももに一つ、腰に二つのターゲットを装着していた。

「紬さん、そんな後ろに二つも付けて大丈夫?」
『あ、出久!うん、背後からの気配にはかなり自信あるからね!言わば囮みたいな感じかな!』
「!さすがだね・・・」

緑谷が紬のターゲットの場所を気にして話しかけてきたが、本人には何ら問題ないといった様子に、緑谷は特訓中の新技を思い出したようだ。

「先着で合格なら、同校での潰し合いは無い・・・。皆!あまり離れず一かたまりで動こう!」

「フザけろ、遠足じゃねぇんだよ」
「バッカ!待て待て!!」

「俺も。大所帯じゃ却って力が発揮できねぇ」

『ごめん!私も得意な地形見つけたからそっちに行くね!』

「轟くん!紬さんまで!?」

緑谷が作戦を立てようとクラスメイトを集まる中、爆豪、轟、紬はそれぞれ別の場所へと向かってしまった。



「おいバクゴー!待てよ!」
「っせぇ!着いてくんな!」
「さみしーこと言うなよー」
「紬着いてこなかったな!」
「遊びじゃねーんだ!今あいつの話すんな!」

「あれ?何か機嫌悪い?」
「な?」


単独行動に出た爆豪を何故か切島と上鳴が追っていた。



ーーー試験スタートーーー





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