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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第14章 残りわずかの夏休み







特訓開始から4日が経ち、相変わらず行われている特訓。
体育館の入り口からオールマイトが入ってくるのが見えた。


「よそ見してんな!」
『ぎゃっ!』


背後から飛んできた爆豪の新技、A・Pショットを紙一重でかわすと、攻撃は岩に当たった。

『はぁー・・・、もう!あんなの食らったら死ぬわ!』
「避けりゃ大丈夫だろーが!」


「爆豪少年も、猫宮少女も動きが良くなってきてるな・・・」
「あ、オイ上!!」

爆豪の攻撃が当たった岩が崩れ、すぐ下のオールマイトの元へ落ちていく。

【バッ】


「大丈夫でしたか!?オールマイト!」
「ああ!」

『ご、ごめんなさい!』
「大丈夫だよ、猫宮少女」

オールマイトの頭上に落下していく岩を、緑谷が蹴りで粉砕した。
幸い怪我人はなさそうだ。
逃げる方向を考えられていなかったと反省した紬がオールマイトに声をかけ、それに答えるオールマイト。

「なに緑谷!?サラッとすげぇ破壊力だしたな!?」
「おめー、パンチャーだと思ってた」

緑谷の新スタイルに興味を示した上鳴と切島が集まってきた。
シュートスタイルの説明をする緑谷とそれを聞くメンバーを静かに爆豪が見下ろしていた。

「爆豪少年!すまなかった!」
「ケッ・・・。気ィ付けろやオールマイトォ!!」
『ぎゃっ!ずるい!不意打ち!』

謝るオールマイトに悪態をつき特訓の続きとして爆破する爆豪。
最小限の被害に抑えるため飛びながら爆豪に文句を言う紬。


「紬さんも、コスチューム結構変わってるね」
「な!なんか更に機動力強化したっぽいんだよな〜」

自身のジャンプ力プラス腰のワイヤーを障害物に飛ばし固定することで空中を自在に飛び回る紬を見て緑谷がポツリと呟く。
羨ましそうに切島も同調して見ていると・・・。

「へっへっへ!だがな!あの俺のスタイルチェンジは群を抜く!見るか!?いいよ!!まじですごいよ!!」

「そこまでだA組!!」

自信満々の上鳴が自分のコスチューム自慢をしようとしたが、交代の時間を迎えたB組に阻止され、その日の実習は終了した。





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