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【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】

第14章 残りわずかの夏休み






『うう・・・筋肉痛が・・・』

「あれ、紬ちゃん!こんなとこでどーしたん?」
『あっ・・・。お茶子ちゃん、ちょっとコス改良で・・・』
「紬ちゃん、最初のまんまだったもんね!」
『うん・・・』
「・・・あ、大丈夫?」
『ふっふふ・・・。何故私だけボコられるんだ・・・』
「どんまいや・・・」

学校の廊下で麗日と遭遇する紬。
特訓開始3日目、相変わらず3人組から袋叩きにされていた紬は少し前から考えていたコスチューム改良を依頼するため、開発工房へ向かっていた。

「紬ちゃんはどんなふうに変えるか決めてるん?」
『一部ね・・・。それ以外はアドバイスもらえないかなって』
「そうなんや!どんな感じ?」
『自分のジャンプ力だけだとやっぱり空中戦に限界がくるから、なんて言うかその・・・、立体機動装置的な』
「り・・・?何?」
『あ、いや!体育祭で、発目さんが崖で使ってたアイテムあったでしょ?あんな感じの・・・』
「ああ!あれか!」

想像しているアイテムを伝えるために出た言葉が生前の記憶にあったものだったことに気づき慌てて訂正する。


『そ、そうそう!あとは・・・。やっぱり飛び道具が欲しくて』
「あー!それ分かる!」
『でしょ?ワイヤーで機動力つけてこっちからも遠距離仕掛けられたらかなり良くなるかなって』

「うんうん!完成楽しみやね!」

『うん!これでもうボコボコにされないぞ!』
「が、がんばれー・・・」





『ふぅ・・・。行くかぁ』

開発工房でパワーローダーと発目への相談を終え、体育館で再び特訓へ戻っていく。
腰のワイヤー自体は元々のものがあったため、小型化と耐久力強化をすればすぐに使えるとのことだったので翌日には受け取れる事になった。




『よろしくお願いしゃーす!』

「お!ヤケクソだな紬!」
「手加減しねーぞー!」
「・・・今日こそ動きを止める」

体育館に入ると今日の担当チーム、轟、瀬呂、切島が待ち構えていた。












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