【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第13章 入寮!
『み"ゃ!?』
「あ?」
朝イチ学校に到着していた紬は早速爆豪とでくわしたものの
顔を真っ赤にして逃げようとする。
「オイこら、まてや」
『ひぃ!ちょ、ちょっと待って!!心の準備が!』
「おー!紬!はよ!」
『ハッ鋭児郎!助かった・・・』
「チッ」
「・・・?なんかあったんかお前ら」
校門付近でのエンカウントは紬にとって心臓に悪かった。
「とりあえず1年A組、無事に集まれたようで何よりだ」
早朝、雄英生徒の新たな住処、"ハイツアライアンス"の前にA組の生徒が集まり、相澤が話を始める。
「全員集まれたのは先生もよ。会見を見た時はいなくなってしまうのかと思って悲しかったの」
「・・・俺もびっくりさ。まぁ、色々あんだろうよ。さて、これから寮について軽く説明するが、その前に一つ。当面は合宿で取る予定だった仮免取得に向けて動いていく」
「そういやあったなそんな話!!」
「色々ありすぎて頭から抜けてたわ」
「大事な話だ。いいか。轟、切島、緑谷、八百万、飯田。この5人はあの晩、あの場所へ爆豪、猫宮の救出に赴いた」
「え・・・」
賑やかだった場が相澤の一言で変わる。
「その様子だと行く素振りは皆も把握していたワケだ。色々棚上げした上で言わせてもらうよ。オールマイトの引退がなけりゃ、爆豪、猫宮、葉隠、耳郎以外全員除籍処分にしてる」
「!?」
「彼の引退によってしばらくは混乱が続く・・・。ヴィラン連合の出方が読めない以上、今雄英から人を追い出すわけにはいかないんだ。行った5人はもちろん、把握しながら止められなかった12人も、理由はどうであれ俺たちの信頼を裏切ったことには変わりない。正規の手続きを踏み、正規の活躍をして信頼を取り戻してくれるとありがたい。以上!さっ!中に入るぞ、元気よく行こう」
相澤からの言葉に生徒一同思い雰囲気に包まれた。
「来い」
「え?何やだ」
爆豪が上鳴を茂みに連れて行き放電させた。
「うェ〜い」
「バフォッ」
「何?爆豪何を・・・」
「切島」
「んあ?」
「ん」
「え、怖っ何カツアゲ!?」
「違え。俺が降ろした金だ!いつまでもシミったれられっと、こっちも気分悪ィんだ」
爆豪なりの感謝の気持ちなのだろう。
切島へ暗視鏡代のお金を渡し、そそくさと量は入って行った。