【ヒロアカ】転生した先は猫人間でした【爆豪】【轟】
第13章 入寮!
8月中旬
『ふぅ、忘れ物ないかな』
紬は空っぽになったアパートの部屋を見渡し、最終チェックを済ませる。
事件の後、しばらくしてから各家に家庭訪問が行われた。
といっても紬は親がいないため相澤が紬の意思を聞きにきたような形となった。
ーーー8月上旬ーーー
【ピンポーン】
『はーい!』
「おはよう」
『相澤先生1人ですか?』
「ああ、あの話もあるからな」
事前に届いていた、"全寮制"のお知らせとそれに伴う家庭訪問が行われるというプリントを確認していたため、来ることはわかっていたが、A組の家庭訪問には"オールマイトと相澤の2人"と言うことも書かれていた。
相澤1人なのは紬の能力についての話もあるからとのことらしい。
「邪魔するぞ」
『何もないですけど、どうぞ』
相澤を家は招き入れる紬。
「早速だが、あんなことがあってこれ以上雄英にいるのはしんどいと思っても仕方がない。猫宮の場合、今後もまたいつ狙われるかわからん」
『はい・・・。でも私、辞めるつもりありません。それに、ヒーローを目指す以上、雄英以上に安全そうなところなんて検討つきません』
「そうか。信用してくれてるようでよかったよ。それで、事件の内容だが・・・。警察には話してないことがあるだろう?」
『はい・・・。てっきり相澤先生から警察に話が行ってると思ってたんですけど、知らないそぶりだったので、話さない方がいいかと』
「どこから漏れるかわからないからな。それでいい」
『オールマイトや他の先生も知らないんですよね?』
「ああ、あの人は隠し事が下手すぎるからな・・・。校長に話してある」
『ああ・・・』
その後紬は、事件当時オールフォーワンに言われたことを話した。
「・・・もう漏れてんのか」
『多分、病院関係からだと、思います』
「わかった。その辺はこっちで調査する。で、寮に入るという意思でいいな?」
『はい、よろしくお願いします!』
「入ってもらう以上、全力で守るよ・・・。勝手な行動をしなければ」
『は、はい・・・』
こうして、紬の入寮が決定した。