第10章 救世主
銀時も中村も帰り時間は経ち店も閉店の時間になった
「女将さんお疲れ様でした!」
女「つばきちゃんお疲れ様!気をつけて帰るんだよ!」
女将さんに挨拶をし帰ろうと店を出て少し歩くと外に中村が立っていた
「中村さんどうされましたか?忘れ物とかですか?」
中村が忘れ物でもしたのかと思い声をかけた
中「つばきちゃん僕を好きでいながら他の男と仲良くしすぎだから心配で待ってたよ」
そう言ってニヤリと笑う顔は不気味だった
「え…?あの、どういうことですか?」
中「どうもこうもないよ!君は僕のことが好きだからずっと見ててくれたんだろ?だからメニューも覚えてくれた!そうだろ!」
興奮気味で大声を出しながら中村は答えた
つばきはここにいてはやばいと思い急いで店へ戻ろうとしたが
ガシッと中村に腕を掴まれた
「あ、あの離してください…ご、誤解です…」
恐怖で目には涙をため消えそうな声で中村に訴えた
中「そんなに恥ずかしからなくてもいいんだよ?さぁ一緒に帰ろうか」
「やめて!」
中村に手を引っ張られ大声で叫んだ瞬間つばきは後ろへ引っ張られた
中村が手を離したのでその勢いで後ろの人の腕の中へ飛び込んだ